GLIM SPANKY

【インタビュー】GLIM SPANKY(アーティスト)

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9/7(月)に開催された当ウェブマガジンの創刊イベント『JAGZZI』にも出演してくれたGLIM SPANKYさんにインタビュー。2015年、CM曲、映画の主題歌とどんどん活動の場を広げている、GLIM SPANKYさん。ブレイクすること間違えなし。そんな素敵なお二人の学生時代、音楽観に迫りました。
<イベント出演様子>
グリムスパンキーボーカルの松尾レミさん。
グリムスパンキーギターの亀本寛貴さん。

アーティスト活動をされていますが、小さいころの夢はなんでしたか?

―レミ「保育園の頃、画家とバレリーナですね。可愛い衣装を着たいという気持ちでバレリーナになりたかったです。それから、親戚が画家がいることもあって、なにか作りたいなと思っていました。あと、余談ですけどセーラームーン!」
―亀本「僕はですねー、特になかったですね。小さい時にレンジャーものが大好きだったけど、小さいながらレンジャーにはなれないっていうのがわかっていました。小学校中学校と上がっていって、親に『何になるの?』って言われて、『わからん。それなりに給料もらえる仕事ならいいや』と言っていましたね。」

長野県から上京したとお聞きしたのですが、結成のきっかけを教えてください。

―レミ「文化祭のコピーバンドの為にGLIM SPANKYを作ったのがきっかけです。軽音部もなく、バンド活動は禁止されていたので有志でやってくれるメンバーを集めて、文化祭で演奏しました。文化祭後は、生徒会をやる人、部活をやる人とメンバーそれぞれ普段の生活に戻って、私とドラムだけが残りました。私は文化祭が終わってもまだバンドを続けたかったので、校内中メンバーを探し回りました。そして、ベースの先輩が入ってくれて、そのベースの先輩の後輩だったのが、今のギターの亀本でした。」

コピーバンドとしてではなく、オリジナル活動はいつからですか?

―レミ「高校1年生の秋くらいにはオリジナル活動を始めていました。」
―亀本「僕が入ってすぐですね。」
―レミ「高校3年間のうち、文化祭の時はコピーバンドでやっていました。文化祭の時以外は自分たちの曲を作って、地元でライブハウス活動をずっとしてきました。」

どういった気持ちでオリジナル活動をしていたのですか?

ーレミ「将来のビジョンを考えているというよりは、自分たちで『バンドをやりたい』という気持ちで活動していました。とにかく自分の伝えたいことを曲にしたいという思いと、周りでオリジナル曲を作っているバンドはいなかったので自分たちはオリジナル活動をするぞ!という気持ちで続けていました。」

上京するきっかけは、大学進学だったGLIM SPANKYさん。一つ年上の亀本さん。レミさんより先に大学に進学し、お二人は名古屋と長野で別々の場所へ。

どういった経緯でまた二人で活動することになったのですか?

―亀本「名古屋の大学に通っていんですが、誘われて東京に行こうと思いました。大学を辞めて、もう一回東京の大学に入り直しました。」
―レミ「GLIM SPANKYは人生で初めて組んだバンドでしたし、どうしてもバンドを続けたいという気持ちがとても強かったです。この4人のバンドメンバーのまま続けるということを、とても大事に思っていて、他のメンバーをいれるのは想像できませんでした。でも、元々ドラムとベースは、バンドを始めた当初から就職を考えていましたので、気持ちよくさよならできました。ですが、亀本は”音楽をやりたい”っていう思いがあったので私が東京に上京する時に「大学辞めて一緒に東京来ないか」って電話をかけました。」

結成からメジャーデビューまで7年かかったとお聞きしたのですが、下積み時代の思い出はありますか?

―レミ「今も下積み時代の1つだと思ってます。」
―亀本「いつになったら下積み時代じゃないって思うのかわかんないけど、でも思い返すと大学はレミさんも大学入って僕も入って、卒業するまでの4年間でデビューまでいっているんで、そこが長かったな~、長いトンネルようやく抜けた!っていう感覚はそんなになかったですね。」
―レミ「元々、人生の設計みたいなのを書いていました。高校1年生の時にどこどこでライブやる!とか、何歳の時にメジャーデビューするとか計画を立ててたんですけど、すべてその通りに叶っていきました。デビューの年齢も時期も昔自分が考えていたスケジュールの通りだったので、本当に順調だなと思っています。自分たちで好き勝手やる時代がなかったら、メジャーデビューしたらすぐに大人に潰されてたと思うんですよ。」
―亀本「潰されてたって言い方は(笑)」
―レミ「大人は敵だと思っていました。こういう曲書け、こういう服着ろと言われて、それに従うしかないのかなって。」
―亀本「でもそれ言うのは、当たり前なんですよ。でも、自分らはこうありたいって気持ちを持っていたくて、その気持ちを我慢することなく、どう上手くやっていくのか考える時間がちゃんとありましたね。」
―レミ「自己表現を思い通りにしていく術、上手くやった経験をその4年間のうちに蓄積できたから、今メジャーデビューして、とてもストレスなくできています。」

GLIM SPANKYの楽曲のほとんどを作っているレミさん。

楽曲を作る時はどういうイメージで作っていますか?

―レミ「作り方は2パターンあって…。1つ目は、自分がすごく伝えたいこと、思っていること、楽しかったこと、嬉しいこと、悔しいこと、むかつくこととか、感情そのまま曲にする曲です。自分の中に感情のタンクがあって、そのタンクが溢れ出したとき、もううわーってなった時にギター持って歌えば、曲ができるという感じです。思いのままに曲を書いてます。2つ目は、この世界のことではない異次元、別の世界の創作的楽曲です。幻想的な世界を書くときは、部屋を暗くして、キャンドル立てて、お香モクモクにして環境を整えます。その後、自分をトリップ状態に陥らせて、脳内の不思議な世界に実際に行ったような感覚になるんです。その不思議な世界での出来事をそのまま瞑想状態で書く。大げさに言えばその2パターンで作っています。」

影響を受けた音楽は?

―レミ「音だけじゃなく、カルチャーだったりファッションだったり、すべてにおいて60’s、70’sがとても好きです。ロックってファッションやカルチャーと繋がっているものなので、大きく影響を受けていると思います。60年代のロックって、まだポップロックが確立されていない時なのですべてにおいて実験的な音楽に聞こえるんですよ。それがとても魅力的だなと思って、好き勝手やっている感、次にどんなメロディーが来るかわからない感じがすごく好きで。だけど、いい歌はいい歌だし、王道の素晴らしいメロディーと歌詞がある上で、周りは好き勝手やってるというのが魅力的です。感覚的な問題なんですけど、王道だけどアウトロウというものに憧れがあるので、自分たちも王道だけど異端な音楽だったりカルチャーだったりを提示していけたらなと思います。」

日々お忙しいと思いますが、休みの日って何をされていますか?

―亀本「休みの日じゃなくても、サッカーを見ますね。中高と部活をやっていたのでやりたいんですが、サッカーって、やるとなると1人じゃできないし、やるまでのハードルが非常に高いのでできなくて…(笑)」
―レミ「買い物はしますね。あと物作りが好きなので、イヤリング作ったりとかブローチ作ったりとかしますね。家に材料はあるので、服が主体でこういうブローチあったらこの服には合うだろうなという感じで作り始めます。」

10月17日にワンマンライブを控えているGLIM SPANKYさん.

現在の心境は?

―レミ「赤坂BLITZは、GLIM SPANKYとしてのワンマンライブの最大規模のライブです。もちろん楽しみだし、もっと大きいところでやっているのを想像できたりとか、こういう国で!みたいな、お客さんがどんどんどんどん想像を掻き立てられるような非日常的な夢を魅せられるようなライブをしたいと思っています。」

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今後挑戦したいな、やってみたいなと思うことはありますか?

―亀本「音楽に関してですと、今ギターばっかり弾いているんですけど、音楽制作のときに、パソコンの擬似的な、言ってしまえば偽物の、デジタルで再現したシンセサイザーを使用しているんですが、そうじゃなくて本物のものを買って、ちゃんと手で触って楽器としてちゃんと使えるようになりたいなと思っています。」
―レミ「GLIM SPANKYとしては、いろんな楽器、面白い音にどんどん挑戦していきたいというのと、海外でライブしたいというのがあります。本当に現実的に考えていることで、ツアーの一環にロンドンとかニューヨークを入れるっていうのは、近い将来やっていきたいなと思っていることです。それが一番現実的な目標です。」

10年後はどうなっていると思いますか?

―亀本「10年後はおっきい犬を飼っていると思いますね。今は、アパートだから飼えないし、ましてやおっきい犬なんて、自分すら養うのも難しいところなのに、犬なんて養えないので、でっかい犬を2.3匹養えるくらいになりたいです(笑)」
―レミ「ちょっとした暇があれば、海外にいけるようになりたいな。行きたくて行きたくて‼3日休みがあったら外行きたいですね。今1番行きたいところはNYです。ベルギーにも行きたい。1日、2日でもいいから滞在したいと思っています。お金があって、休みもあったら絶対、速攻海外行きます。」

楽曲を通じて聴いている人に伝えたいことってありますか?

―レミ「曲ごとに違うんですが、曲の歌詞を届けたいというのが共通してあります。どんな年代の人にも、性別も年代も国も関係なく届くような音楽をつくっていきたい。とにかく普遍的で時代や性別や国籍など色々に埋もれない音楽を作っていきたいと思います。」
―亀本「そんなに邦楽のロックでバンドのライブにたくさん行くわけじゃないんですけど、人気どころとかに行って思うのは、ロックのバンド音楽の楽しみ方とか聴き方とかノリ方のバリエーションが少ないということです。いろんなロックってあるし、いろんなポップミュージックってあるし、踊れる音楽とかたくさんあるじゃないですか。だからもっとたくさんいろんな楽しみ方ができていいはずだし、もっといろいろなノリ方ができていいはずだなと常々思っているので、GLIM SPANKYがもっといろんな引き出しを増やしていってみたいです。」
―レミ「日本語だけど世界に届く音楽を作りたいっていうのが1番大きな目標で、だからこそ日本のロックシーンの土台もでかくしてやろうというか、ロックといえどいろんなロックがあるし、激しかったり、縦に腕を振るだけがロックじゃないっていうのをやっぱり伝えたい。それが1番の目標ですね。」

学生におすすめのGLIM SPANKYさんの曲はなんですか?

―レミ「『SUNRISE JOURNEY』というアルバムの1曲目に入っている『焦燥』。高校2年生の時に書いた曲なので、それこそ高校生や大学生に共感してもらえると思うし、もちろん大人の人にも共感してもらえると思います。多分わたしの1番リアルなエネルギーが込められていて、GLIM SPANKYがこうやって続けていられるのも『焦燥』って曲があったからこそだと思っています。ノリも立てノリというか、日本のロック的サウンドじゃなくて、遅くてどっしりとしたロックを提示したくて、そういうのも聴いてほしいです。」


―亀本「ぼくは『褒めろよ』ですかね。ライブハウスでやっていた時、お客さんが増えない、盛り上がらないという悩みがありました。みんなにもっとテンポの早い曲がないと盛り上がらないと言われていたのですが、自分たちの中では、テンポを上げるだけではかっこいいのができないと思っていました。でも『褒めろよ』はそこを突破できたと思っています。速いんですけど、自分たちでかっこいい、ロックだなと思えるものができて、1つの殻を破れた曲です。だから、より多くの人に聴いてもらえる曲だと思います。老若男女問わず、ロックな力強さとかゴツンとしたいかつい部分もあるのに、第一印象がキャッチ―なフレーズがたくさんあって、親しみやすいポップな曲になっています。ぜひ、1曲目に聴いてほしいです。」

GLIM SPANKYにとって刺激とは?

―レミ「友達が刺激になっていると思っています。ロックは元々好きだし、自分の中にあるものなので、そうじゃない、自分では想像できない考えだったり、経験を教えてくれる友達がすごく刺激的です。芸術大学出身なので、画家や陶芸家などクリエイティブな仕事をしている友達が多くいます。作るものは違うけど、”作る人”ってことで話が合うので、それぞれ話を持ち寄って、活動やデザインの話、どういう波が来る!など、カルチャー的な話をみんなでします。いろんなジャンルの人が集まって、同じ”作り手”として喋ることができるというのが、刺激的だと感じています。友達の活躍を知ることで、『よし、わたしも頑張ろう』って思えるし、友達も『レミが頑張ってるからわたしも頑張れる』って言ってくれます。お互い高めあえる関係です。」
―亀本「それこそ僕は音楽が刺激になりますね。他のアーティストのかっこいい楽曲があって『かっこいい』と思うのもすごい刺激です。過去の作品や昔の人の作品を聴いて新たな発見ができるのですごく楽しくて、アーティストとして刺激になっています。あと生活の中で違う価値観を発見するとすごい楽しいです。たまに、一般的な価値観とは違う人がいたりすると、誰しもが普通にそう思うわけじゃないよなーと発見したり、そういうのがすごく楽しくて刺激になりますね。それが音楽づくりにも生かされていると思います。」

<GLIM SPANKYのお二人>
GLIM SPANKY
左:松尾 レミさん 右:亀本 寛貴さん
HP:http://www.glimspanky.com/
公式Twitter:@glimspanky

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