【インタビュー】居酒屋「あるばか」 代表 野村栄

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サラリーマンの街、新橋。
居酒屋激戦区でもあるこの地に、学生だけで運営を行う居酒屋「あるばか」があります。
スタッフ、お客様、みんなが夢を語り合う場所。
そんな素敵な空間を提供している4代目代表、野村栄さんにお話を伺ってきました!


「学生居酒屋あるばかの概要を教えてください」

― 残りの学生生活、何かできるのではないか、学生が社会に価値を届けることをしたい、という想いをもった就活の終わった大学4年生を中心に、2010年9月に誕生したのが、居酒屋あるばかです。 学生居酒屋というように、経営から仕込み、人事、何から何までを全て学生で行っており、現在のメンバーは12人で、4代目となります。店に来ていただいた事で、お客様に、「来てよかった」と言って頂いたり、「明日もまた頑張ろう」と思って頂けるような店を目指して日々活動をしています。

「何故居酒屋なのですか?」

― やはり、社会に価値を届けるという意味では、居酒屋であれば社会と関わる機会が多いと思ったからです。特に店のある新橋には、社会人の方がたくさんいます。実際に店にいらして下さる方も、7割くらいは社会人の方なんです。席はカウンターなので、実際にお客様と会話をする機会はとても多いです。

「カウンター席だと、スタッフとお客様、またはお客様同士のつながりも強そうですね。」

― そうですね。店内は11席しかないので、1人で来店したとしても、必ず誰かと会話を交わすような、居心地の良い気軽な空間づくりをしています。それに、居酒屋あるばかは、「夢を語る場所」でもあるんです。お客様同士が夢を語ることでつながりをもつという事もそうですし、夢に向かって挑戦することが、周りの人、そして社会を元気づけることができると私たちは考えています。そこで、来て頂いたお客様が、自分の夢を記入することができる夢ノートも用意しています。

「夢ノートとは何ですか」

― お客様が思い思いに自分の夢を語るノートです。中身は、ライフスタイルや仕事のこと、今やりたいこと、人生を通しての大きな夢など様々です。一冊のノートには大体130ほどの夢が書かれており、今では17冊目が終わろうとしているとことです。

あるばか③

「夢を大切にするということですが、あるばかの皆さんの夢も多種多様なのですか?」

― そうですね。「いい親父になる」「1人1人が生き生き働ける環境をつくる」皆、それぞれ個人でやりたいことは様々です。

「野村さんの夢はなんですか?」

― 僕の夢は、「自分が幸せだと思える環境をつくる」ことです。幸せという言葉はよく聞きますが、誰かを幸せにしたり、幸せだと思える環境を作るためには、まず自分が幸せでないといけないと思うんです。

「野村さんにとって幸せとは何ですか。」

― 僕にとって、幸せとは、物事を考える余力があることだと思います。僕、実は、一時期、鬱のような時期があって。僕の家は転勤族で、色んなところに引越しをしていました。また、大学一年生の夏、1人でヨーロッパでバックパッカーをしていたのですが、帰国したら自分の居場所がないことに気づいたんです。それで、拒食症のようにもなったりしました。実家の母から電話があって「元気?」と聞かれて、元気でもないのに元気と答えたり。でも、ある時、まだ死んだらだめだな、生きていかなければいけないなと思ったんです。それでそこからは、自分の今ある状況を幸せだと思うようにしました。だから、食べる事ができて、自分で何か物事を考える余力があるだけで、それだけで人は幸せなんじゃないかと思います。 それで大学2年生の夏からは、自分で定期的にお茶会を開くことにしました。知り合いや、話してみたい人、紹介してもらった人・・・、色んな人とお茶をして、くだらない事、まじめな事色んな話をするんです。あるばかに入るキッカケも、そこで出会った人のフェイスブックでシェアされていた新メンバー募集の記事を見てでしだったりと新しい出会いもあります。

「活動をしていて大変なことは何ですか。」

― 特に、オープン当初は資金面の運営は大変です。お店を回すためには、まず1ヶ月分の資金を貯めなければいけません。貯まったとしても、その使い道をきちんと考えることには、やはり苦労も多いです。学生で運営していると言っても、お金が発生する取引には対価が不可欠ですし、そういった面では企業とは変わらないので、ビジネスとして真剣に取り組まなければいけません。 また代が替わると店の色も変わります。新しくなって変わるよさもある分、店が、今までの雰囲気とは異なってしまうのも事実です。今までのよさを残しつつも、常連様はじめ、様々なお客様の満足度を高めることは難しい点でもあります。ただ、もちろん満足していただけるよう、試行錯誤しながら、最大限の努力をしています。

あるばか④

「辞めたいと思った時はありますか」

― 辞めたいと思った時ですか、やっぱりありますね。 でもそんな時は、モチベーションに左右されず、ただ淡々とタスクをこなしていきます。必ず、何かしていれば変わること、行動していれば変わることはたくさんあるはずなんです。

「では、逆に、居酒屋を運営していて良かったことはなんですか」

― やはり、「来て良かった」「また来たい」などという言葉を頂いた時です。また、「元気がでて、明日もまた頑張ろうと思った」と言って頂けた時も、自分達が大切にしている想いが伝わったのだなと嬉しくなります。

「これから成し遂げたい事はなんですか」

― まずは居酒屋あるばかをもっと知って頂くこと、そして、多くの方と出会えるキッカケと、社会的な価値を生み出すことです。また、地域の活性化に働きかけたり、新橋は飲み屋が多い街でもあるので横のつながりも大切にしていきたいです。

あるばか②

「最後に、野村さんにとって刺激とは何ですか?」

― ちょっと大人ぶることです。少し自分よりもレベルの高いこと、背伸びをしてみると、色んな面白い人に出会えたり、刺激を受けることってたくさんあると思います。
ありがとうございました!

 


 

あるばか①

居酒屋あるばか4代目代表 野村栄
中央大学4年
世の中に元気で幸せな人で
溢れてほしいとの想いをもつ、
学生のみで運営を行う居酒屋あるばか。
新橋に店舗を構える。
現在5代目スタッフも募集中。
〒105-0004 東京都港区新橋4-15-8 B1F
(JR新橋駅烏森口より徒歩約3分)
電話 080-5867-6722
17:00-23:00(土日・祝日も営業)

■リンク
http://arubaka.com/